震災遺構について

東日本大震災の記憶と教訓、そして絶望から立ち上がった人々の復興の歩みを後世へと引き継ぐとともに、未来に生きる人々が今回の震災の被災者と同じ悲しみや苦しみを味わうことの無いように願い、町民の意向、学術的な価値、新しいまちづくりの中での位置づけ、維持管理上の問題などを総合的に判断し、「旧女川交番」を震災遺構 として現位置に保存しています。

旧女川交番は、昭和55 (1980)年に建てられた鉄筋コンクリート造2階建てで、1階が執務室、2階が休憩室として使用されていました。東日本大震災における津波により海中に没し、引き波により基礎部分の杭が引き抜かれ、現在の位置に横倒しになったものと考えられています。
鉄筋コンクリート造の建物が津波で転倒したのは日本で初めての事例であり、また、世界的に見ても希少な事例です。

語り部ガイドについて

女川町観光協会では、震災当時や復興の様子などについてお話をする 「語り部ガイ ド」を実施しています。ご希望の方は、以下にお問い合わせください。

問合せ先:女川町観光協会語り部ガイド(有料)
https://www.onagawa.org/guide/
TEL 0225-54-4328