宮城県牡鹿郡の女川町は、豊富な魚種が数多く水揚げされる“漁業のまち”です。しかし、東日本大震災の被害による津波の被害は甚大で、町内の7割の建物が流され、漁港や水産加工施設も壊滅状態となりました。なんとか復興の手助けができないかと思い、震災後1か月後に「小さな復興プロジェクト」を立ち上げました。
このプロジェクトは、魚がとれるようになるまでのあいだの地元の方の収入の確保と、避難生活のストレスの軽減などを目的とし、木でできたお魚のキーホルダー『onagawa fish』の作製をするというものです。onagawa fishの特徴は、ずっと触っていたくなるようなすべすべ感。これを出す為には、木片を削って魚の形にして、ヤスリで磨き、塗装をして…と何段階もの工程があり、職人技とも言える技術が必要とされます。もともとは水産加工の工場などで働いていた地元の主婦を中心にした工房の作り手が、家具職人の厳しくも丁寧な指導で取得した技術により、一つずつ愛情をこめて製作しています。
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